中小企業の現場では ~報道記者との懇談会
動向を注視
愛知同友会8月末景況調査の結果が出た日、朝日新聞・中日新聞・中部経済新聞・日刊工業新聞の4紙の記者との懇談会を開催しました。
太田経営環境調査委員長からは、調査結果から景気は踊り場にあると読み取れることが伝えられました。一方で、中国経済をはじめ海外景気の現状を考慮すれば、愛知の景気が下方向へと転換するターニングポイントにある可能性も言及されました。また、為替相場の変動が大きくなり経営者の間で警戒感が広がっていることや、上海株暴落による業界や自社への影響について、意見交換をしました。
ミスマッチを懸念
今回の懇談会では、中小企業の採用動向として、北川共同求人委員長より報告が行われました。
今年度より採用活動が後ろ倒しになった影響で、学生も企業も対応に追われていることや、採用活動期間が短いために、入社後にミスマッチが起きやすくなるのではないかという懸念があること。景気動向の見通しは良いと出ていても、中小企業の現場では人手不足が解消されていない現状が説明されました。
また、スケジュールの変更の煽りをいちばんに受けるのは学生であり、派遣法も改正されたことで卒業後の派遣社員が増えるのではないかということも話されました。
尚、この懇談会の模様は2紙に掲載されました。