活動報告

中部農商工連携支援クラブ「可能性発見ツアー」(11月24日)

~企業現場での経営交流

農業の取り組みについて、真剣に耳を傾ける(萬秀フルーツにて)

農業の取り組みについて、真剣に耳を傾ける(萬秀フルーツにて)

連携支援の3本柱

7月31日に、経済産業省中部経済産業局と愛知同友会の合同で「中部農商工連携支援クラブ」を発足しました。愛知同友会では産学連携(仕事づくり)担当理事の鳥越豊氏(鳥越樹脂工業)が責任者を、中野滝宗氏(知多エッグ)が農業経営代表者を務めています。

本クラブは中部地域における農商工連携の支援を目的に、(1)ものづくり企業の発掘、(2)ものづくり企業のシーズと農業者のニーズのマッチング、(3)関係機関との連携方策等の情報共有を大きな柱としています。従来にない新しい形で製造業と農林水産業が連携し、相互のノウハウや技術を活用して新商品、新サービスの開発・販路拡大等を行う取り組みの推進を現場主義で支援する組織です。

2社の視察会を実施

11月24日には「可能性発見ツアー」を開催し、20名が参加。今回は2コースに分かれ、「農業現場視察コース」は会員企業の知多エッグと萬秀フルーツ、「製造現場視察コース」は協和工業と半谷製作所を視察しました。

知多エッグは武豊町で愛知県最大規模の27万羽の養鶏を営み、鶏糞を利用した熱・電気エネルギー生産の研究に取り組んでいます。萬秀フルーツは美浜町で国内自給率1%未満のグレープフルーツの生産・加工・販売を行っており、高付加価値商品の研究開発に注力しています。

参加者からは、「現場での経営交流は勉強になった」との感想が出されたほか、同友会での学びを実践してきた農業関連の会員企業が高く評価された企画となりました。