活動報告

報道記者との情報交換会(1月7日)

リアル・下町ロケット ~技術は中小企業にあり

中小企業ならではの強みの事例が紹介される

中小企業ならではの強みの事例が紹介される

経済活動の現場感

第11回目となる報道記者との情報交換会が開催され、日本経済新聞、中日新聞、中部経済新聞、朝日新聞、日刊工業新聞の5紙の記者が参加しました。

今回は「リアル・下町ロケット」と題して、三光製作所の奥村栄治氏が報告しました。まず、中小企業の技術力や中小企業ならではの強みが語られました。三光製作所は、ロケットや航空機のエンジン部品を製造している会社です。先日、種子島から飛んだロケットのエンジン部品の6割を作っていると言います。創業60年の技術の蓄積と、特殊な工程の品質規格の取得が強みといえます。

奥村氏は中小企業が抱える課題として、英語ですべての対応が必要になるため、有能な人材が不足していることを指摘しました。

記者からは、リスクが大きい業界の特徴や、厳しい品質規格と維持の大変さ、また航空機分野の新規参入の可能性について質問が出されました。後半は昨年11月期の景況分析結果が発表され、業況改善の傾向があるものの、海外景気の悪化や景気下振れリスクの増大から、先行きに警戒感が広がっている中小企業の実感を伝えました。