活動報告

連合愛知、愛労連との懇談会(3月15・16日)

より良き労働環境を共にめざして
~労働者の8割「不安」

連合愛知との懇談会の様子(3月15日)

連合愛知との懇談会の様子(3月15日)

連合愛知、愛知県労働組合総連合(以下、愛労連)との懇談会が、それぞれ開催されました。

3月15日の連合愛知との懇談会には正副代表理事会メンバー10名、事務局6名と、連合愛知から11名が参加しました。連合では2016年度の春闘に向け、暮らしの底上げをキーワードに「格差是正」、そして働く人すべての処遇改善をめざし、経済の好循環実現に取り組んでいます。

今回は、非正規労働者の厳しい生活実態の改善、賃金水準の向上、長時間労働の解消に関して問題提起をされました。労働者の約8割が将来に不安を抱えているといい、労働者を取り巻く環境は厳しさを増しています。

実用性ある就業規則を

翌16日に行われた愛労連の民間部会との懇談会は、同友会から7名、愛労連から8名が参加。通算10回目となる今回は、「人手不足問題と雇用・労働条件のあり方」をテーマに話し合いました。

同友会からは2月末景況調査を基に、愛知の景況感が大幅に悪化し、本格的な不況が到来する可能性を示唆し、中小企業の置かれた厳しい現状を伝えました。

特に労働人口の減少問題には早急に手を打つべきとし、全労働人口の7割を占める中小企業の存在意義を適切に発信していくことの重要性を強調しました。また、働きたくても働けない状況を打破するために、社員の立場で書かれた実用性のある就業規則の作成と、風通しのよい職場環境づくりに努めることが求められる、とまとめました。

今後も継続的に懇談の場を持ち、労使双方にとってより良い関係を築いていくことを確認しました。