中小企業、夏の賞与は
~中小企業の努力に注目を
景気は徐々に下降傾向
今回で13回目となる記者との情報交換会が開催され、報道6紙(中日、読売、朝日、日本経済、中部経済、時事通信)と、同友会からは宇佐見報道部長、吉田労務労働委員長ら9名が参加しました。
今回の情報交換のテーマは景気と賞与。5月末景況調査では、前年同月比DIが3年ぶりに「悪化」超過となり、次期見通しDIが今年から徐々に下がっていること、自動車関連企業では、部品工場の爆発事故や震災の影響で3回もの生産調整のために、製造業の見通しが大幅に悪化していることなどが発表されました。
736社が回答した「夏の賞与アンケート」では、厚生労働省の調査に比べて会員企業では支給額が高いとは言え、昨年末調査の冬期賞与の平均額からは減っているという現状が語られ、大企業には太刀打ちできない実態も伝えられました。
生き残るために奮闘
アベノミクスやイギリスのEU離脱の影響、今年度の新卒採用の状況等についての意見交換も行われ、最後に吉田委員長から、「ライフスタイルが変わるなかで、将来を描けない会社は採用がますます厳しくなる。付加価値を上げられるよう中小企業家は懸命に頑張っている現実を、記者の皆さんには広く社会に伝えてほしい」と締めくくり、閉会となりました。