活動報告

産学連携(8月9日)

愛知みずほ大学(短大)との懇談会
~教育方針をめぐって

懇談会で意見を述べる佐藤祐造・愛知みずほ大学学長

みずほ大の3つのポリシー

愛知同友会は、今年4月に愛知みずほ大学並びに同短期大学部と産学地域連携基本協定を締結したことから、このたび教育方針に関する懇談会を開催しました。

みずほ大学では、健康科学を基本とする人間科学に関する研究の推進と、専門知識・技術を身につけた人材の育成を大学の使命とし、「学位授与」「教育課程編成・実施」「入学者受け入れ」の3つのポリシーを策定しています。

大塚知津子・愛知みずほ大学理事長、加藤明彦・愛知同友会会長の挨拶の後、大学における3つのポリシーについて説明いただきました。外部からの客観的な評価として、この3つが理解できるか、社会からの大学に対する要請と整合しているか、大学の取り組みは適切か、それらの評価には3つのポリシーの視点が盛り込まれているか、という4点について意見交流をしました。

考え続けられる人に

加藤会長、吉田幸隆労務労働委員長、苅谷邦彦共育委員長からは「学生の本分は学問を深めること。その上で自ら考え続けられる人に育ってほしい」「失敗してつまずいても諦めることなく、心を健康に保ち、自分自身の在りたい姿に向けて一歩ずつ歩んでほしい」「大学での学びが人生にとってどんな意味を持つのかを盛り込み、入学、在学、卒業時に確認できると良い」「興味・驚き・感動の心を育み、人間として豊かに生きてほしい」などの意見が出されました。

また、「コミュニケーションスキル」という表現を「人を思いやる心、相手を理解する力」など具体的な表現にしたほうが、学生も理解しやすいのではないかとの提案がありました。

教育方針策定の際に、企業経営者の意見が盛り込まれることは今回が初めてです。今後、より一層の連携を進めていくことが期待されます。