活動報告

東海財務局・中部経済産業局との懇談(2月7日)

中堅幹部と若手経営者のプラットフォームに
~「不惑の会」を開催

中山 幸彦氏  (有)日間賀観光ホテル

まずは自己紹介をして互いの仕事内容を交流

地域に根を張る

東海財務局、中部経済産業局の中堅職員と愛知同友会の若手経営者との懇談会が開催されました。論語の「四十にして惑わず」にちなみ、「不惑の会」とネーミングして、各5名程度の方々が集まりました。

東海財務局と中部経済産業局の中堅職員は、職務上関係のある相手方との接点はあるものの、企業経営者と接する機会はプライベートを除けば幹部職員の随行に限られるといいます。そこで、同世代(40歳前後)の若手経営者との交流の場を設けてマッチングの機会を提供しつつ、相互に育ちあおうと、この会が企画されました。

当日は、参加者の自己紹介から始まり、互いの所属や仕事内容を交流しました。毎回学び的要素も必要とされたため、今回は青同連協の代表でもある日間賀観光ホテルの中山幸彦氏が講演しました。

「想いの共有と仲間づくりが大切」と中山氏

中山氏は、食に関わる仲間や島外の企業と連携し、日間賀島全体を付加価値にする試みを紹介しました。また地域雇用を担う中小企業の位置づけや、地域の課題である空き家問題にも言及。最も大切なのは、想いを共有し、地域の内外で仲間をつくることだと語りました。

意見交換では、日間賀島を変革する主体や、高齢化の課題、ブランド力の強化が提案されました。特に東海財務局と中部経済産業局の双方から、支援施策や行政の方向性が紹介されました。その後の懇親会では、全体会では聞けなかった疑問や近況が語られました。

こうした場合は行政にとっても初めての試みであり、今後は経営者から経営課題を知らせたり、施策利用の現場の声を伝えたりするなど、理論と現実のギャップを埋める鍵となることが期待されます。