活動報告

名古屋第5支部 政策学習会(11月9日)

幸せになれる社会を ~理不尽を知恵に変える

「何のために同友会で学んでいるか」を問う木全氏

木全 哲也氏  (株)三恵社

会歴38年同友会を続けるわけ

名古屋第5支部では政策学習会を開催し、三恵社代表取締役の木全哲也氏より報告いただきました。

木全氏は会歴38年。長年続けてきたのは、理念に「良い経営環境を目指す」と掲げていたからと話します。中小企業の立ち位置を上げようと同友会が設立された歴史、そのために中小企業家は襟を正して「良い会社」「良い経営者」を目指す必要があります。これらの理念が、経営指針成文化運動や増強活動にも繋がっています。

大きな節目と木全氏が実感したのは、金融機関の貸し渋り・貸し剥しに端を発した「金融アセスメント法制定運動」でした。学習を通じて理解者を増やし、全国で130万名の署名を集めて国会へ提出、世の中が動いたのを間近で見てきました。良い経営環境を目指すことは縁遠いのではなく、賛同者を増やして広がることで、世の中が変わっていくと、木全氏は力強く語りました。

自分の言葉で伝える

現在、同友会で名古屋市条例推進協議会の代表を務める木全氏。会社経営と同じですぐに成果は現れませんが、語り続けることで社員とベクトルを一致させる共育と同じように、同友会でも良い経営環境を目指す意義を広めていると話しました。

また、同友会は「経営塾」ではなく「中小企業運動の団体」であることを強調し、「何のために同友会で日々学んでいるのかを振り返ってほしい」と語りました。

こうしたテーマについて初めて聞く参加者も多い中、木全氏は「今日の話を自分の言葉で伝え、考えるきっかけを周りにも与えてほしい」と語り、報告を締めくくりました。