活動報告

政策研修交流会(5月30日)

政策活動に求められるもの
~社会からの期待を理解し、課題を考える

金田 学氏  愛知県振興部次長
和田 勝氏  政策委員長
内輪博之氏  専務理事
木全哲也氏  名古屋市条例推進協議会代表

金田 学氏

和田 勝氏


内輪 博之氏

木全 哲也氏


政策運動の基本姿勢

2018年度の政策研修交流会が会員・事務局など76名の参加で開催され、金田学氏(愛知県振興部次長)、和田勝氏(政策委員長)、木全哲也氏(名古屋市条例推進協議会代表)、内輪博之氏(専務理事)に登壇いただきました。

今年度は、県下自治体での中小企業振興基本条例制定が進むなかで、対外活動の基本を研修会のテーマに企画されました。

和田氏からは、自身が政策分野に関わり続けてきた経験から、同友会の政策運動の基本は「声を届ける」ことにあると指摘。その上で、オネダリでない、健全な経営努力の上に立った正しい声を大きく、そして地道に発信し続け、共感を広げ、時代を動かすものであることが強調されました。

次に金田氏からは、愛知県中小企業振興基本条例の制定過程から同友会と関わるなかで、同友会が自分のためだけの活動ではなく、自分たちと地域のための活動を展開していること、オネダリでなく「共に取り組もう」とする姿勢を堅持していることが、安心と信頼を担保している点を強調しました。

愛知同友会の顔として

内輪氏からは、愛知同友会を取り巻く対外関係について報告。同友会運動の広がりに伴い、対外関係もかつてないほどに広がっていること、会外諸組織と関わる会員一人ひとりが、愛知同友会の顔であり、常に相手の立場を考えた行動をする重要性が整理されました。

最後に木全氏より、金融アセスメント法制定運動に最前線で関わってきた体験から報告。同友会の政策運動は、単に中小企業の金儲けのためにしているものではなく、広く国民全体をより良くするための運動であること。社会は簡単に変えられるものではないが、着実に取り組み続けることで、少しずつでも確実に変えていくことができること。そして、そのことに確信を持ち、自らが主体者となり、何度も学び、自らの言葉で語ることで運動を広げ、中小企業の力で社会を変えていこう、との呼びかけをもってまとめました。