活動報告

どうゆうき

▼愛知県の産業構造は大きく変化し、今ある仕事はいずれなくなり、そのスピードは加速しています。正確な情勢認識をもとに、私たち経営者は自立型で永続する企業づくりのため戦略を考えることが必要です。自動車産業がどう変化しようと、ビジネスチャンスは必ずあります。大切なことは、経営者が危機感を持ち、チャレンジする気持ちと覚悟だと思います

▼大手の顧客は私たち以上に変化に対応するためのイノベーションを起こしています。私たちも既存のお客様への新規提案ができる環境を創ること。そこから自社の強みが明確になり、それを活かし、事業領域を広めて新しい仕事づくりにつなげる必要があります。中小企業の大半はマーケティングや営業力は弱いですが、会員企業同士で連携をとりながら、弱みを強みに変化させることも可能といえます

▼愛知同友会では2014年に仕事づくり研究会AICL(アイクル)を立ち上げました。研究会メンバーはサービス業をはじめ製造業、建設業、弁理士など様々で、大学や行政にも参加いただき幅広く情報収集する場となっており、各会員企業の新たな仕事をつくりだす活動をしています

▼直感は真の情報収集を繰り返すことで修正されて、より精巧なものになるとともに確かさを増します。これは山勘とは違って経営者が持ち合わせている資質かもしれません。経営戦略、理念、人すなわち経営指針書の中に仕事づくりのための行動計画も明確にし、10年ビジョンを社員と共有することで、働きがいのある企業風土を創れるよう同友会で学び合いましょう。

副代表理事  鳥越 豊