活動報告

産学連携「地域社会に貢献する人材育成」(3月31日)

愛知みずほ大学・短大との産学連携に関する意見交換会

意見交換会の様子(上:短期大学、下:大学)

2016年に協定締結

愛知みずほ大学並びに同短期大学と愛知同友会は、2016年3月に産学地域連携に関する基本協定を締結し、これまでインターンシップや授業への講師派遣、共同求人活動などで連携してきました。

このたび同校との産学連携に関する意見交換会が初めて行われ、大塚知津子学長をはじめ、短期大学から8名、大学から7名、愛知同友会からは加藤明彦会長、佐藤祐一代表理事など11名が参加。感染症対策のため、大学と短大の2部制でそれぞれ開催しました。

同友会からは、動画を中心に改めて「人を生かす経営」を目指す同友会理念や共育の考え方に触れ、共同求人やインターンシップ、講義への講師派遣、産学連携による仕事づくり、障害者雇用などの取り組みを伝えました。

愛知みずほ短期大学(上)、大学(下)の皆様と記念撮影

「健康」をテーマに

同大学・短期大学は、1950(昭和25)年に日本で最初の短期大学として生まれ、女子の高等教育の道を開きました。1960(昭和35)年に学園理事長、短期大学長、校長に就任した瀬木三雄医学博士は、疫学研究において国際的に著名な東北大学の名誉教授であり、今では当たり前となっている「母子健康手帳」の前身の「母子手帳」の生みの親です。

同校ではその後、社会の著しい変化に対応しつつも建学の精神を受け継ぎ、「健康」をキーワードに科学的視点を持った学生を育成しています。そうしたことから、ぜひ中小企業においても健康という教育資産を活かしてほしいと強調されました。

双方、学生や社員の自主性を引き出す工夫についてや、「健康」をテーマにした学習会の開催や企業での取り組みなど、活発な意見交換がなされ、今後、会としてだけでなく、企業としてもあらゆる連携の可能性があることが感じられました。

同友会としては、今後も大学と手を取りながら活動を進め、学生へ中小企業の魅力を伝えていくとともに、経営者の学びにもつなげていきたいと思います。