活動報告

どうゆうき

▼愛知同友会が一丸となって設営し、全国同友会の仲間と丸1日かけて学ぶことができた第24回女全交in愛知。1つ目の学びは、より良い組織や社会をつくるためには「ジェンダー平等(男女共同参画)」が必須であること。これは女全交初の試みとして、実行委員長だけでなく、すべての組織において男女共同参画で設営に臨むことで体現できました

▼次に、男性優位社会で女性経営者が越えなければならない数々のハードルや、女性活躍を阻む多くの課題は、社会問題ではなく人権問題であったという気づきです。これは、今後の女性部活動の新たな道標となりえます

▼最後に、一人ひとりの違いを組織の強みに変える「多様な人を生かす経営」を実践するためには、時代を超えて普遍性を持つ「労使見解」を「多様性と包摂性」をもって現代的意義を読み解くことの必要性です

▼これら3つの気づきと学びを「女全交in愛知の学びを実践につなげる切り口」として提起しました。一石を投じた女全交。終わりが始まりと思えるのは、同友会が運動体だからです。連続性のある運動へと継続発展することにこそ意味があるといえます

▼同友会運動とは、企業経営を通して、より良い社会をつくること。今回の女全交を「真の人間尊重の経営」および労使見解を実践するためのきっかけとし、同友会の先人たちが議論を通して「労使見解」を紡ぎ出したように、私たちも全国同友会の仲間と共にそれを現代的に読み解き、労使見解を実践するために各社が「行動指針」をつくり上げることを期待します。

女全交実行委員長  石塚 智子