活動報告

広報部会「肌で感じた会員企業の奮闘」11月1日

「同友会らしい地域企業」の取材発表(1)

(東三河支部、西三河支部、名古屋第4支部)

各支部で取材内容をパワーポイントにまとめて発表

地域コミュニティ活動

11月の広報部会では「同友会らしい地域企業」をテーマに、3つの支部(東三河、西三河、名古屋第4)の取材発表を通じて学びました。

東三河支部が取材した参邑は塗装業で、社員数12名。社長の平野裕三氏は同業仲間の地域ボランティア活動に参加したことがきっかけで、地域との関わりの大切さを知ったといいます。自社の施設で「マルシェ」を開催するほか、地域コミュニティの重要性を経営理念に取り入れるなど、常に地域に根差した経営を行い、コロナ禍でも売上げを伸ばしています。

西三河支部の取材先は、住宅リフォームや外構工事などを行うホームドック.タイキ。新社屋の一部を地域に貸し出し、地域コミュニティの中心的な場所としています。その活動は自社の存在価値を上げ、結果として売上げも増加したといいます。地域住民とのつながりを大切にし、豊かな人生の応援をすることで、地域が活性化して自社の成長にもつながる、地域と企業の共存関係の意義を、発表から学びました。

企業も地域も元気に

名古屋第4支部は、韓国食材専門店のナリタを取材。同社はコロナ禍でインターネット販売や持ち帰り需要に新たなビジネスチャンスを見つけ、商品開発のスピードを速めて社員のやる気を引き出し、会社の成長に結び付けました。ビジネスでつながった日本と韓国それぞれの会社が発展することで、地域の中小企業が元気になり、雇用創出などで地域が活性化します。地域での存在感や、自社と自社商品へのお客様からの応援が重要な鍵であることを感じた発表でした。

3つの発達を通じ、地域に根差した経営には地域の方々からの応援が必要であることを改めて確認できました。また、地域とどのように関わっていくのかを経営指針などで示せる会社が「同友会らしい地域企業」ではないかと学んだ部会でした。

(株)小島良太郎商店  小島 英一郎