愛知中小企業家同友会　創立60周年の集い（7月14日）

変化を飛躍に
～「道なきみち」を歩んで

－さらなる飛躍へ、２０２２ビジョン発表

愛知同友会は７月９日、６０周年の節目を迎え、７月１４日メルパルク名古屋にて「創立６０周年の集い」を開催。来賓・招待者、会員等２０６人が参加しました。

冒頭、高瀬喜照会長（高瀬金型社長）があいさつし、同友会は企業経営を通してより良い社会の実現をめざしている会であり、「人々が安心して暮らせる社会」実現のためにこれからも他団体や行政や研究機関、金融機関、報道の皆様と力を合わせて歩んでいきたいと語りました。

来賓の伊藤周広中部経済産業局産業部長、秋田能行東海財務局理財部長、吉永佳代愛知労働局雇用環境・均等部長の皆さんより祝辞を頂いた後、６０年の歩みを伝えるスライドショーが上映され、参加者全員でその歩みを振り返りました。

次に、創立会員で初代代表理事（現顧問・名誉会員）の遠山昌夫氏（菊水化学工業相談役）の「わが人生と同友会」と題したインタビュー動画が上映され、「創立の想い」「中小企業とは何か」「今の経営者に伝えたいこと」など、熱いメッセージが語られました。

記念講演では、前愛知県副知事の森岡仙太氏（現愛知県顧問）が登壇し、「愛知県経済の展望と中小企業家への期待」をテーマにお話しいただきました。

森岡氏は、先が見えない時代に何をするか、地球温暖化や少子高齢化に伴う労働力不足といった直面する課題、生産性向上を実現するにはどうするかなどに触れ、「長期ビジョンを持って、社員と共にその実現に向けてまい進してほしい」と中小企業家への期待を語りました。

さらに６０周年を記念し、将来の飛躍を展望する「２０２２ビジョン」の発表がビジョン推進担当理事の佐藤祐一氏（羽根田商会社長）から行われました。

これまでのビジョンの「環境適応」という考えから進化し、情勢が激しく変化する中、地域社会を牽引し創り上げていく、「環境創造業」としての中小企業のあり方を提起したと語られました。

今回の集いの意義や内容を踏まえ、「創立６０周年宣言」が満場一致で採択された後、加藤昌之代表理事（加藤設計社長）より、「１社でも多くの仲間と共に今回のビジョンを実践していこう」との呼び掛けが行われ、閉会となりました。