活動報告

「愛知県中小企業振興基本条例」制定10周年記念の集い(11月30日)

「愛知県中小企業振興基本条例」制定から10年
~振り返り展望を語る

愛知県及び県内19自治体の担当者と地域と中小企業の展望を議論

県内19自治体から参加

昨年11月30日、「愛知県中小企業振興基本条例(以下、県条例)」が2012年の施行から10周年を迎えたことを受け、記念の集いを開催しました。愛知県職員、県内19自治体の職員、会員、事務局の総勢64人が出席しました。

今回の集いは、経済社会の大きな変化に直面するなかでも、愛知県が持続可能で豊かに発展していく展望を確認し合うとともに、県条例の制定からの10年間で県内24市町で制定されている条例をどのように活かしていくか、その可能性について各自治体とそれぞれの地域の中小企業経営者とが意見を交わすことを目的に設営されました。

冒頭、高瀬喜照会長、ならびに愛知県経済産業局の犬塚晴久中小企業部長からの挨拶を皮切りに、「『愛知県中小企業振興基本条例』10周年~改めて問われる中小企業の底力」をテーマに、愛知県経済産業局産業部産業政策課の小池玉置担当課長が講演。県内産業・雇用を取り巻く経済社会情勢の変化を踏まえつつ、(1)県内の中小企業の現状、(2)県条例制定の経緯と目指すもの、(3)県条例制定以後の変化について報告されました。

その後、名古屋市、小牧市、瀬戸市の各地域での取り組み説明が行われ、各地域で主体的に将来への展望を描き、実現に向けた努力が、各地域の会員により進められている様子が報告されました。

地域別に意見交換

県内19市町より20人の担当者が出席した今回は、西尾張・南尾張地域、東尾張地域、名古屋地域、西三河・東三河地域の4つの地域別に意見交換が行われました。

当日参加した各自治体担当者からは、「身近な中小企業経営者の声を率直に聴くことができ有意義だった」、「今後条例をつくっていく上で参考になった」などの感想が寄せられました。

最後に加藤昌之代表理事より、「激変の時代に入ったなか、地域のステークホルダーの一員として、中小企業経営者がさらに地元に目を向けた経営を行うことで、より豊かな愛知県づくりを各地元から始めていこう」と出席へのお礼と全体のまとめがされ、閉会とされました。