活動報告

広報部会(9月4日)

地域づくり(2)
~2022ビジョンの地域像を学ぶ

長谷川 久幸氏  (株)モア・フーズ

地域との関わりは「まず地元を知る」活動から

まず自分から動く

9月の広報部会では、春日井市を中心に事業を展開するモア・フーズ代表取締役の長谷川久幸氏に、地域との関わりを実践した会社づくりをテーマに報告いただきました。

同社はフードサービス事業を展開しており、地域を中心とした企業づくりをしています。地域との関わりは、自分が居住する地区への移籍と、ある喫茶店での出来事がきっかけだといいます。

長谷川氏は「まず地元を知る」活動を自発的にすることで地元への関心や意識が変わり、その活動や関わる組織が大きくなってくると語り、まず自分から動くこと、次に事業を通じて会社は何ができるかを考えることが重要だと強調しました。

『労使見解』を学び実践

さらに長谷川氏は、そういった考え方を持ち続け、会社づくりをするには、同友会で『労使見解』を学び実践し続けることが必要で、そのためには、まず第1に経営者自身が「どう生きて、どう死にたいか、自分自身の根っこを持つ」自己姿勢を持つことが大切だといいます。

そして第2に、人に共感してもらえる生き方を自分の言葉で示すこと。第3に、社員と共に「ビジョン」を掲げ、社内外を巻き込み、熱量を倍増させること。第4に、社員・会社・地域社会の10年後のビジョンを描き達成していくこと。これが「地域未来創造企業」へのアプローチであるとも説明されました。

今回の報告には、私たち中小企業家が地域について考え、地域で何をするべきかのヒントがたくさん詰まっていました。

(有)旭建工  安井 啓三