活動報告

女性経営者の会「愛彩」9月22日

ジェンダーの壁を取り払え
~ジェンダーギャップへの挑戦

辻 直樹氏  (株)マイシン

豊橋カリオンビルにて開催

女性ドライバーが活躍

「愛彩」9月例会では、女性雇用を積極的に行い、「トラガール」と称する女性のトラックドライバーを数多く採用しているマイシン社長の辻直樹氏に報告いただきました。

同社では、求人への応募が全くない時期に1人の女性から応募があり、幼い子どもを持つ彼女は短時間勤務を希望。辻氏は、朝8時から仕事が回せるように役割分担を明確にしました。仕事に人を付ける考え方から、人に仕事を付けるように工夫したのです。すると彼女はとても効率良く働き、生産性も向上。彼女が運転するトラックを見た女性から応募が急増し、女性ドライバーは数名から10数名へと増加しました。

働きやすい環境づくり

働きやすさを考え、女性ドライバーは拠点の20キロ圏内に配置することで、子どもの体調不良や学校行事にも対応できるようにしました。男女共用だったトイレは女性専用に改装。制服も女性の要望を取り入れて一新しました。会社案内が中心だったホームページは採用主体に変更し、採用面接も総務の女性管理職が行うようになりました。現在は女性社員が29名、うち8名が管理職です。

健康を第1に考えることは社員と会社、双方のためになると健康経営に取り組み、社員を守るための投資であると福利厚生の充実に力を入れている辻氏は、「女性が働きやすい職場は、男性にとっても働きやすい職場」だと話します。「誰もが働きやすい職場づくりをし、地域社会に愛される企業を目指していく」と締めくくりました。