活動報告

どうゆうき

▼2022年愛知同友会は、先の10年を見据え、進むべき道の指針となる「2022年ビジョン」を発表しました。旗印は「地域未来創造企業」です。ここには私たち中小企業こそが、地域を支え、その未来を創っていくという気概と使命が込められています

▼私たちを取り巻く環境は、コロナ禍を経て大きく変わりました。愛知の中核である自動車産業はいよいよEVへの対応に迫られ、従来とは全く違う生産方法により、小さな会社が入り込む余地がなくなりつつあります。また国家間対立、中国の不調、戦争など、中小企業は「抗いようのない」大きな波に洗われています

▼では、これにどう立ち向かうべきでしょうか。これからの中小企業は、環境変化を先取りし、変化を創りだす「環境創造業」としての経営が求められるというのがビジョンの中核です

▼その上で、私たちが拠り所とすべきは、私たちが生き、生活し、事業を行う「地域」だというのが私たちの結論です。地域が元気であれば、人が集い、市場が活性化します。私たちの事業がしっかりしていれば、多くの人たちが地元で仕事を得て、生活し、子育てをすることができます。中小企業が元気ならば地域も活性化するということです

▼知恵を絞り、工夫を重ね、自社の発展のために努力し続けることこそが、地域の未来を創ります。「地域未来創造企業」の目指すところはそこです。今年もオール愛知で学習、議論を積み重ね、その中から少しでも自社に取り入れ、実践することで「地域未来創造企業」への第一歩を踏み出しましょう。

ビジョン推進担当理事  佐藤 祐一