活動報告

どうゆうき

▼「協働共生委員会って愛彩とどう違うの」とよく聞かれますが、スタートが男女共生委員会だったからかもしれません。「男女雇用機会均等法」が施行されたのは1985年。その後「妊娠・出産を理由とする不利益取扱いの禁止」「男性に対する差別も禁止」が義務化されるのに20年もかかり、男女共生委員会もその頃設立されました。長らく時代は変わらなかったように見えますが、実は介護の問題などさまざまな「時間制約」の問題が起きていました。そして「多様な人材を生かす」ことなしには人材確保が立ちゆかないことが表面化してきた2017年、協働共生委員会としてリスタートします

▼今期、当委員会ではLGBTQ、引きこもり、依存症など「生きづらさ、働きづらさ」を抱える人たちにスポットを当て、学習してきました。「生きづらさ」の解消は地域課題でもあり、「生きる」「暮らしを守る」「人間らしく生きる」を考えることでもありました。また、障全交での学びを委員会内でも共有しました。それらから導かれたのは、「多様性とは、マイノリティを大切にすることではなく、すべての人を1人1人大切にすること」でした

▼来期の中同協方針について広浜泰久会長は「同友会運動が社会の中心に来た。今こそ人間尊重経営の時代だ」と語っています。人間尊重とはまさしく1人1人を大切にすることにほかなりません。ではそれをどう実践するのか。まずは社内で。そして地域課題を解決する実践者として。委員会でぜひ一緒に学び、意見交換し、実践につなげていきましょう。

協働共生委員長  佐藤 文子