活動報告

第23期同友会役員研修大学 第9講座(2月19日)

地域未来創造企業
~愛知のこれからをつくる

加藤 昌之氏  (株)加藤設計

加藤昌之氏

第23期同友会役員研修大学・第9講座、加藤昌之氏の報告概要を紹介します。

目指す姿を掲げて

愛知同友会はこれまでに何度もビジョンを提案してきました。

1993年に中同協が提唱した「21世紀型中小企業」。これは「自社の存在意義を改めて問いなおすとともに、社会的使命感に燃えて事業活動を行い、国民と地域社会からの信頼や期待に高い水準で応えられる企業」「社員の創意や自主性が十分に発揮できる社風と理念が確立され、労使が共に育ちあい、高まりあいの意欲に燃え、活力に満ちた人間集団としての企業」の2点に集約されます。

これを踏まえ愛知同友会は99年に「99ビジョン」を発表、「自立型企業づくり」と「地域と共に」の2つの旗印を掲げました。

空白地域に会員増強を

そして愛知同友会が創立60周年の節目に発表した「22ビジョン」では、「地域未来創造企業」を掲げています。99ビジョンから進化して、地域と共に企業や地域を変革する強い決意が込められています。

22ビジョンで目指す企業像は、自立型企業を「住民目線の地域への独自戦略を掲げる企業」へアップデートすることと、時代の新しい価値を創造する「フロントランナー型企業」づくり。目指す経営者像は、「希望の与え手」となる経営者魂と、未来の社会をリードする存在である青年経営者・女性経営者への期待。目指す地域像は、日々暮らしている近隣社会から変革することと、社会教育運動や経営環境改善運動で地域像をつくること。

このような課題に挑戦していく上で大切なことは、経営談義、空白地域への増強、役員が同友会理念を実践すること、そして、事務局との連携、です。