「実物」で熱い思いを伝える
~一宮起工科高校・翼キャンパスで企業展
将来を考える機会に
愛知県立一宮起工科高等学校で3月6日、企業展が開催されました。3年目の開催である今回は同友会から地元企業12社が出展し、92名の生徒がそれぞれ3社ずつブースを回り、話を聞いたり業務体験をしたりしました。進路指導主事の高丸満夫先生からコメントをいただきましたので、以下にご紹介します。
当校の昼間定時制(通称「翼キャンパス」)は、開設25年を迎えます。生徒数は少ないですが、毎年、数十人の若者が社会に羽ばたいています。高校在籍中に、企業の皆様の話を伺って、社会人としての心構えを培い、ミスマッチをできるだけ少なくしようと、3年前から「企業展」を開催しています。
今年も、中小企業家同友会様の御協力を得て、開催することができました。ありがとうございました。今回は、直接本校から呼びかけた企業様にも参加いただき、全体で19社と、過去最大の規模となりました。
毎回、企業様のお話を伺っていて感じるのが、企業様それぞれの熱い思いです。本校の昼間定時制は生徒数も少なく、当日も話を伺う生徒が少ないブースもありましたが、それでも高価な機械や商品を実際に持ってきていただいて、手で触れて体験させていただきました。生徒にとって貴重な時間となっただけではなく、自分の将来を考えるいい機会になったと思います。
まだまだ、自分をうまく表現できず、コミュニケーション力に乏しい生徒が多いので、当日はいい感触を持たれた企業様も少なかったかもしれませんが、生徒の感想を読んでいると、多くの生徒にとって心に残る行事になったと思います。
これからも、様々な場面でお世話になると思います。よろしくお願いいたします。
一宮起工科高等学校昼間定時制・進路指導主事
高丸 満夫氏