生きること、働くことについて考える
~菊華高校で企業展を開催
生徒たちにエールを
名古屋市守山区にある学校法人菊武学園菊華高等学校にて2回目となる地元企業による企業展が開催され、同友会企業25社を含む29ブースが出展しました。1年生の約340名が授業の一環として参加しました。
出展したSTELLAの西園公博氏(名古屋第7青同)から寄稿いただきましたので、以下にご紹介します。
私は高校生の頃、将来の目標がなく、両親から言われるまま大学に進学したものの、そこでの学びの意味を見出せず、結局大学を中退しました。振り返ると高校生の時に欲しかったのは「情報」でした。両親だけでなく人生の先輩からいろいろな話を聞いていれば、多様な選択肢が持てていたかもしれません。
一方で、大学中退も含めていろいろな選択の末に今があり、経営者としての私がいるとも考えています。そうした経験から、進路選択の一助になれればという思いで企業展に参加しました。生徒には、これからの選択が正しいとは限らないが、それが何かに結びついていくので、臆することなくどんどん突き進んでほしいとエールを送りました。
一方的に話すのではなく生徒とコミュニケーションをとりたいと思い、質疑応答の時間も設けました。最初に「後で質問当てるからね」と伝えると、少し嫌そうな顔をしながらも私の話に耳を傾け、数々の失敗談を楽しんで聞いてくれたようでした。
どうすれば興味を持って聞いてもらえるのか、伝えたいことが伝わるのかと考えながら準備をして臨みました。どう伝えるかよりもどう伝わるかが重要だということは同友会で学んでいましたので、相手が高校生でも同じだと気づけたことが学びでした。
私の会社はまだまだ小さく、発展途上です。これからたくさん採用をしていくことになると思いますが、私自身の想いをどのように話せば伝わるか、人に合わせた伝え方を意識して考えていきます。
「お客様の大切な空間と、関わる全ての人を輝かせる企業を目指します」という企業理念のもと、私の考えがしっかりと浸透していて、お客様だけではなく、協力業者や社員1人1人が輝いている、そんな企業を目指したいと思っています。このような機会をいただけて感謝しています。
(株)STELLA 西園 公博