「働く」を知る業界研究会 in FabCafe Nagoya

42名の学生が来場
昨年11月20日、初の試みとして、共同求人委員会の有志で名古屋市中区の久屋大通公園(北エリア)内のカフェを利用して業界研究会を開催しました。
本企画の目的として、就職活動が早期化していることもあり、学生に中小企業への興味を持ってもらう場をつくりたいとの思いがあります。開催場所をカフェに変え、堅苦しい雰囲気ではなく、学生が来たいと思える雰囲気をつくるように工夫しました。
当日の服装は企業側も学生もスーツ厳禁で、企業側の話をただ聞くだけでなく、学生が参加できる体験型・ゲーム型の企画を各社が考え、楽しい時間となりました。

各社が工夫を凝らして
合同企業説明会の場では業種だけで敬遠されることもあったある企業は、今回、測量機器を使ってテレビ塔の大きさを実測するという企画を考え、学生が殺到しました。これまで言葉や映像だけではなかなか伝えづらかった仕事内容を実際に体験してもらうことで、学生の興味を引くことができました。
また、ある企業では「自動販売機の商品レイアウトを考える」という企画を実施。学生のアイデアを実際のレイアウトに適用し、売り上げがどうなったかまでを確認できるという、次回の開催時へのつながりを持った企画が好評でした。
他には、自社の技術を持って作った商品をどうやって売ったらよいか、を考える企画もありました。
どの業種でも、学生の視点に立った興味を引く企画はアイデア次第で、必ずできると考えています。
経営者自ら学生にPR
また、本企画の学生への周知に関しては、夏の同友会主催のインターンシップに参加した学生たち、大学のキャリアセンターを含む先生方へのメール配信のほか、何人かの経営者と社員の皆さんに依頼して、直近で行われた提携大学での授業の中でPRしていただきました。
経営者の皆さん自らが大学に足を運び、中小企業の良さと本企画を説明することで、多くの学生が興味を持ってくれました。また、同友会にご理解のあるゼミの先生が授業の一環にしてくださったことも、多くの学生と出会える結果となりました。
合同企業説明会につないでいく
1月15日には、前回と同じカフェで第2弾の業界研究会を開催しました。共同求人委員会としては、3月12・13日の合同企業説明会をゴールに見据えています。
まずは学生に中小企業を知ってもらい、就職の選択肢の1つにしてもらうことを当面の目標として、学生たちの口コミで広がっていく企画となることを目指します。