活動報告

第64回定時総会(4月25日)

「人を生かす経営」で企業変革し 豊かな企業・地域づくりを

~「労使見解」の精神を基にした人間尊重経営で「地域未来創造企業」へ

今期の方針について語る加藤代表理事
今期の方針について語る加藤代表理事

約340名が参加

4月25日、第64回定時総会が名古屋コンベンションホールにて開催され、336名が参加しました。

冒頭、会長の高瀬喜照氏は「さまざまなギャップや経済優先の考えがある中で、同友会は人間尊重経営を実現しようとしている。先人から託された思いを理解し深め、これからの経営につなげる定時総会としよう」と呼びかけました。

来賓の大村秀章愛知県知事からは、「米国関税による影響が予想される中、愛知県として米国関税対策本部の立ち上げや相談窓口の設置などの対策をしていく。同友会の発展とともに、日本の成長エンジンとなる愛知経済の前進にご協力いただきたい」と期待が述べられました。

総会議事では2024年度の経過報告、決算報告が行われ、新年度の役員として高瀬喜照氏が会長に、加藤昌之氏が代表理事にそれぞれ再任されました。

加藤代表理事は新年度の活動方針で、「『労使見解』は10数年にわたる対話(経営者同士・経営者と社員)の結果であり、社会は対話によって成り立っている。活動の重点でも対話をキーワードとし、関わる人々との対話に取り組む。また5000名体制を改めて目指し、『労使見解』の学びを意識した学びで、誰も辞めない・誰も取り残さない活動をしよう」と述べました。

全体課題提起を受け3つの分散会で討議

総会議事終了後には岡本英次氏による「私、自社と『労使見解』」と題した全体課題の提起を受け、3つの分散会を実施。参加者は「賃上げ、労働環境整備で労使の分断は起こるのか~労使の団結をどう創り出すか」、「今の取引は適正か? 公正取引なしに中小企業の健全経営なし~労使共通の問題にどう向き合うか」、「50年の節目に労使見解の本質と向き合う~人の問題を追求する支部・地区活動で組織経営の実現をめざそう」と題した各分散会に分かれ、座長による問題提起とグループ討論を行いました。

その後に再度集合した全体会では、各分散会の座長報告と、新たに名誉会員となった木全哲也氏によるあいさつが行われました。

最後に、今定時総会にて相談役となった和田勝氏より全体のまとめが行われ、閉会となりました。

(岡本氏の全体課題提起と各分散会の座長報告、和田相談役の全体まとめは次月に掲載予定です。)

定時総会ハイライト(PDFファイル)

定時総会ハイライト
クリックするとPDFが開きます