増強と広報は不離一体
水谷 圭介氏 名北建設(株)

会員増強の本質を学ぶ
5月の広報部会では、「増強と広報は不離一体」と題し、今年度から会員増強推進本部長に就任された水谷圭介氏に報告いただきました。昨今、増強活動において「増強のための増強」といわれる数字合わせのような活動が散見されており、改めて増強の本質を学ぶことで本来の増強活動に取り組むことを目的として、今部会は開催されました。
水谷氏は今年度の増強推進本部方針として、(1)会員を増やす人を増やす、(2)丁寧な増強の浸透、(3)同友会理念の理解、を挙げました。
会員を増やす人とは、頼まれなくても自発的にゲストを例会やグループ会に呼んでくれるような会員のことです。丁寧な増強のポイントは、「ゲストの経営課題を把握する。同友会の魅力を伝える。例会に誘うのではなく、同友会に誘う。数合わせのためだけの無理な勧誘はしない。新会員の経営課題解決のためになる活動」です。
水谷氏は、「増強で起きていることは会社経営でも起きている」と話します。また「企業経営でも増強活動でも、成果を出し続けるためには『再現性』が不可欠」など、自社に絡めて説明されました。

各地区・支部でも学びを共有をして
グループ討論では、これまで受けてきた役の中で、増強に関する活動のプレッシャーを思い出したという意見があり、それは数字からくるプレッシャーで「数合わせの増強の弊害」という意見が出ました。また、今日の話はそれとは別物であり、「そうした愛知同友会の活動の本質を伝えることが広報の役割」という、広報本来の役割を理解する討論にもなりました。
今部会では、「支部・地区役員会 広報報告シート」を作成しました。これは各地区・支部で選出された広報担当者が役員会で報告しやすくなるための取り組みです。広報担当者が持ち帰る情報は必ず有益なものであり、このシートが各地区・支部で活用されることを期待しています。
Lavie(株) 安藤 寿