活動報告

2025年度 第1回 中同協広報委員会(10月2日)

人間性を磨き、発信力強化を

デジタルと紙媒体それぞれの良さを紹介する宇佐見氏

同友会の広報がめざすもの

10月2日、2025年度第1回中同協広報委員会が岡山で開催され、18同友会・中同協から57名が参加しました。冒頭、開催地を代表して、岡山同友会代表理事の門田悦子氏があいさつを行いました。

議題では、初めに新年度の委員会体制を確認し、代表して宇佐見孝・中同協広報委員長があいさつしました。続いて、中小企業家しんぶんやメールマガジン「DoyuNews」の企画などを確認しました。

問題提起は、「同友会における広報の役割」をテーマに宇佐見委員長と副委員長の宮野大樹氏(大分)が報告。デジタル化の進行によって紙媒体の役割や意義が問われている中、それぞれの違いや良さを確認した上で、「同友会は人間性を学ぶ場。人間性と人間力を養うことが最も重要」(宇佐見氏)、「同友会の広報がめざすものは理念の浸透と増強。自社の経営課題とどのようにつながるのか、経営者がアンテナを張っておくことが重要」(宮野氏)と、それぞれ提起しました。

積極的な外部発信が道を切り拓く

続く事例報告は、「中小企業の広報戦略」と題して(株)Orb代表取締役の河井七美氏(岡山同友会理事・政策委員長)が登壇。システム開発などを行う同社は、大手企業のEC市場参入やコロナ禍など外部環境の変化に直面するも、事業転換や積極的なプレスリリースで対応し、2023年度版中小企業白書の事例としても掲載されています。河井氏は「中小企業の声も届く」と外部発信の重要性を強調しました。

その後、問題提起と事例報告を受けてグループ討論を実施し、広報の重要性などについて熱心な議論が行われました。最後に、座長を務めた松村千代・中同協広報副委員長がまとめを行い、閉会しました。

2日目はオプション企画として、ダイヤ工業(株)(岡山同友会会員)を訪問しました。

中同協発行「中小企業家しんぶん」10月15日号より転載、一部加筆