活動報告

広報部会(9月22日)

地域とは何か
~どの中小企業も不離一体

佐藤 祐一氏  (株)羽根田商会

今部会はオンラインで開催

「よい会社づくり」から「地域」を捉え考える

経営者によって「地域」に対する感覚は異なり、「地域とは、どう捉えて考えればいいのか」との声が少なくないのが現状です。本部会は広報部員が自地区の会員から「地域」について疑問や質問を受けた際に、「こういう考え方でよいのではないか」というサジェストができる状態を目指して企画し、報告者にビジョン推進担当理事の佐藤祐一氏を迎え、同友会の活動の中でよく聞く「地域」という言葉の意味や関わり方について、報告いただきました。

報告の冒頭で佐藤氏は「同友会でやるべきことは、自分の会社を良くすることだ」と断言。利益を出して事業を継続させ、社員やお客様、周りからもあてにされるような会社であることを改めて前提条件において、そこから地域と企業(自分の会社)の関係性についての考え方を語っていただきました。

地域があってこその会社 会社が永続してこその地域

地域も人の集まりです。山奥で人がほとんど住んでいない所では、水道やガス、電気、インターネットの回線なども整備されておらず、企業経営を行うことが困難だ、という佐藤氏の視点は、当たり前のことながらも目から鱗でした。

自社の周りに「仕事があり」「雇用があり」「人がいてインフラが整って」はじめてビジネスができます。地域が元気で活性化しているのは、企業が雇用や納税をして仕事を創出しているからにほかなりません。道路掃除や地域の祭りへの寄付なども、できる時だけやればいいという関わり方ではあてにされません。

永続的に仕事をし続け、雇用し続け、利益を出し続けてこその地域貢献で、地域あっての会社の成長、という好循環を続けていくことが「地域の捉え方や関わり方」という道しるべができました。