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第5回-I.青年同友会

 

 

 青年同友会は1970年(会勢264名/青同32名)に青年部会として発足しました。これは、40歳未満の若手経営者の有志によって、「同世代の悩みを語り合い、併せて人格の向上、企業の発展となる経験・知恵を出し合い、実践を重視し、自己鍛錬・自己啓発をしていく」ことを目的に誕生しました。

 

 1978年(1100名/100名)には部会から基礎組織へ移行され、青同内を東・南・中の3つのブロックに編成し、ブロック独自の活動を追究することになります。

 

 1984年(1307名/102名)には、第1~4青年同友会に再編され、同年、4つの青年同友会の横断組織として青年同友会連絡協議会(青同連協)が組織されました。

 

 1992年(2016名/151名)に愛知同友会の会員の10%を青同会員で占める「青同10%構想」が打ち出され、その後、青同会員数は飛躍的に増加しました。

 

 バブル経済が崩壊し、1993年(2254名/200名)から1998年(2231名/265名)にかけて会員総数は減少しますが、青同は100名以上増えています。言い換えれば青年同友会の会員増加によって、愛知同友会の会員数の減少に歯止めがかかったのです。

 

 青年同友会の会員増加は、1990年代後半から経営者の世代交代が始まっている事に加え、会員増の運動の成果でした。

 

 2000年(2271名/339名)に入ると青同の会員数は急上昇を始め、2012年4月1日(3192名/770名)には、会員数の24%を青同が占めるようになりました。

 

 愛知同友会の青同の活動は全国からも注目を浴びています。青年経営者全国交流会では、1997年から毎回分科会の報告者を輩出し、最近では100名規模で参加しています。また中同協青年部連絡会が設けられ、愛知の青同が中核を担い全国の若手経営者の力を結集する体制作りが進められています。

 

(2012年5月28日発行)

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