創造の運動史、過去から未来へのバトン―――
※10月19日更新 記念講演とパネルディスカッションの同友Aichi掲載記事をアップしました。
創立50周年記念式典を開催 7月9日
歴史・知恵・夢をつなぎ、未来へ
―50年の足跡を踏みしめ、輝ける次代を切り拓こう―
道なき野にみちを拓く
7月9日に愛知同友会創立五〇周年記念式典がウェスティンナゴヤキャッスルで行われ、行政、他団体、金融・報道・教育機関や全国同友会役員など来賓一三六名と愛知同友会会員をあわせて約九〇〇名が参加しました。
式典では五〇年間を写真で振り返るオープニング映像から始まりました。開会挨拶は、杉浦三代枝会長が行い、一九六二年に三四名からスタートし、自助努力の精神や、経営環境の改善活動の足跡を紹介。これからも「道なき野にみちを拓く」決意をのべました。
先駆性と時代適応性
続いて愛知同友会の創立会員四名に感謝状と記念品の贈呈が行われた後、「愛知同友会五〇年史」著者の渡辺俊三氏(名城大学教授)の講演が行われました。
渡辺教授は、愛知同友会の運動史の特徴を紹介。「先駆性」として、同友会の理念や活動の最初の苗床を提供してきている。また組織のあり方を硬直化させず時代に応じて柔軟かつ大胆に変革を行ってきた「時代適応性」を強調しました。
このような歴史に学び現在を理解することは、将来を見据えて「何をなすべきか」を考える事につながり、、未来への展望は開かれると強調しました。
⇒記念講演「愛知同友会50年の歴史から学ぶもの」同友Aichi記事
過去から現在、そして未来へ
引き続いて歴代の代表理事のパネル討論が行われました。初代代表理事の遠山昌夫氏(菊水化学工業・最高顧問)、一九九五年から一〇年間代表理事を務めた鋤柄修氏(エステム会長)、そして、現在代表理事を務める加藤明彦氏(エイベックス会長)が登壇しました。
「創立時、明日生き残るにはどうするか、手探りの活動から理念や地区組織などの基礎ができた」(遠山氏)
「バブル崩壊後の会勢停滞期に、活動や組織のあり方を改善し、企業・地域づくりの方向性を明確にして発展につながった」(鋤柄氏)
「中小企業憲章にある『社会の主役』として地域・経済の担い手として相応しい企業をめざす」(加藤氏)。
このような、愛知同友会の創立期・転換期・現在とこれからについて、興味深い歴史の一コマが語られました。
⇒パネルディスカッション「過去から現在、そして未来へ」同友Aichi記事
「中小輝業」に
「中小輝業へ、そして日本一の愛知へ~世界を見据え、地域に生きる」をテーマにした「二〇二〇ビジョン」が当日発表され、「中小輝業」の輝業は「輝く」という言葉にしており、これは大企業・中小企業という企業の規模よりも、企業の存在そのものを重視し、企業規模は小さくても輝く企業であれという意味を説明しました。
着座スタイルで行われた懇親パーティでは、会員扮する武将隊や、会員によるジャズの生演奏・マジックショー、そして参加者も加わっての「にっぽんど真ん中祭り」の踊りが会場中で行われるなど最高潮に達しました。
単なる行事に留まらず、愛知同友会の五〇周年を祝うと共に、五〇年間の歴史から学び、未来へ向けての新たな決意を固める場となりました。
(同友Aichi 2012年8月1日号)
☆ お陰さまをもちまして、多数のご参加をいただき、
左から 受付風景、創立会員表彰、記念講演
左から 式典会場(第1部)風景、パネルディスカッション、2020ビジョン発表
左から 人を生かす経営全国交流会PR、会員扮する武将隊「愛知同友未来隊」、乾杯
左から 生演奏、マジックショー、会員も参加しての「にっぽんど真ん中祭り」
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愛知中小企業家同友会は、1962年に34名で「名古屋中小企業家同友会」として創立以来、会員中小企業家が知恵と情熱を結集しながら、激動し続ける経営環境に適応して幾多の困難を乗り越える「道なき道」を先駆的に切り開く運動を展開し、会員企業や地域と共に発展してきました。
まさに「創造」の運動史と呼ぶべき愛知同友会の50年間を様々な形で振り返り、中小企業が日本経済再生・発展の源泉となる「中小“輝”業時代」に向けての新たな運動創造・時代創造の契機とすべく、創立50周年の日に式典を開催します。
☆ 開催日時:2012年7月9日(創立記念日) 14時~20時
13時開場、第1部・式典―14時~18時、第2部・パーティ―18時~20時
☆ 会場:ウェスティンナゴヤキャッスル
青雲の間(式典)・天守の間(パーティ)
名古屋市西区樋の口町3-19 TEL:052-521-2121
☆ 内容・式次第概略:
第1部・式典
14:00 開会・セレモニー
あいさつ、創立会員表彰、記念映像上映 など
14:50 記念講演・・・「愛知同友会50年の歴史から学ぶもの」
◆講師:渡辺俊三氏/名城大学経済学部教授・経済学部長
(愛知同友会50周年記念誌・本文を執筆)
(休憩)
15:40 パネルディスカッション・・・「過去から現在、そして未来へ」
◆パネリスト:
遠山昌夫氏/菊水化学工業(株) 最高顧問(1962、73~78年度代表理事)
鋤柄 修氏/(株)エステム 代表取締役会長(1995~2004年度代表理事)
加藤明彦氏/エイベックス(株) 代表取締役会長(2011年度~現代表理事)
◆コーディネーター:加藤輝美氏/(株)ケイ・クリエイト 取締役会長(愛知同友会理事)
17:10 愛知同友会2020ビジョン発表、
11月「人を生かす経営全国交流会」PR
第2部・パーティ(着座形式)
18:00~20:00 ~愛知の魅力、愛知の力 共に未来へ~
☆ 参考資料:記念式典の「聴きどころ、学びどころ」(PDFファイル)
☆ 参加費:10,000円
☆ お問い合わせ先:
愛知中小企業家同友会事務局(担当・政廣)
E-Mail:aichi@douyukai.or.jp TEL:052-971-2671 FAX:052-971-5406