「人を生かす経営」全国交流会 分科会紹介メールマガジン

●第8分科会 「廃業・倒産を回避して永続企業を目指す~自社の成長は、社員との共育だった~」

報告者:長縄 正生氏/有限会社豊栄 専務取締役(熱田地区)

有限会社豊栄 http://www.ci-box.com/box/10/houei.html

 

私たち経営者は、いかなる環境でも企業を維持し、発展させなければなりません。

しかし、経営者が一人で頑張っても解決できる問題でしょうか?やはり、働く社員が「会社を維持・発展させたい」という想いを社長と同じように持っていなければ、会社の存続は難しいでしょう。

そのキーポイントが『社員が会社を好きになってもらう』ことであり、共育へ繋がると報告者の長縄氏は考えます。

 

海運関係会社社長の長縄氏は、急病で倒れた義父が経営していた累積赤字による廃業寸前の会社に、専務として入社しました。

土木業界や現場について、全く知らないことを逆手に取りながら経営再建に取り掛かるものの、困難の連続でもがき苦しみます。さらに、入社6か月後には12人いた社員が3人になってしまいます。

 

残った社員との会話を通して、社員が会社を好きになり、やりがいを持って働き成長することが、会社の維持・発展へ繋がると思いました。

すぐに行動へ移しますが、失敗と挫折ばかり。

しかし、社員の笑顔に力をもらい諦めずに行動し続けた結果、4年後には社員も23名に増え、累積赤字も返済されました。

 

(有)豊栄の経営を通じて、長縄氏は新たな夢を掲げました。

実現する道のりはまだまだ遠いですが、現在『永続・成長企業』を目指して長縄氏と社員の取り組みを報告します。

 

第8分科会 責任者  金原好宏(中川地区)

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