「人を生かす経営」全国交流会 分科会紹介メールマガジン

●第13分科会「決して諦めない、それが経営者の使命と責任」~生命の尊厳性からの人を生かす経営~

報告者:田村 滿 氏  (株)高田自動車学校 代表取締役<岩手同友会・代表理事>

  URL:http://takata.si-dsg.com/index.php

 

 今回の分科会では、「被災地企業の話を聴く」のが目的ではありません。存亡の危機に直面するなかでも雇用を守り、地域と共に生きる覚悟を 決めた経営姿勢を学び合うことが目的です。

 

≪報告内容≫

  「最強の名古屋経済」「愛知県一人勝ち」といった空前の好景気から一転、愛知県も非常に厳しい経営環境に直面していると言われます。ですが、 この厳しさは果たして本当の厳しさなのでしょうか。2011年3月11日の東日本大震災。被災地では人もモノも金も、全てを一瞬で 失くしました。ですが、そのような状況下にあっても、企業家は企業の再建、雇用の維持に決死の覚悟で取り組んできました。

 

 1975年発表の「中小企業における労使関係の見解(労使見解)」は「中小企業の存在意義」「生命の尊厳性」を、私たちに今もみずみずしい新鮮さを持って 訴えます。中小企業憲章草案では「人を育て、国民や地域の期待にこたえる」と、私たち中小企業の「なすべきこと」が明確に打ち出されています。 3.11に際し、“決して一社もつぶさない、つぶさせない”の言葉に勇気をもらったのは、被災地の企業家が、まさに「労使見解」や 「中小企業憲章草案」の精神を体現していたからです。

 

 この分科会では、今も社員・地域住民や同友会の仲間達と共に奮闘を続ける田村社長の経営姿勢から、“経営者の使命と責任”、 “生命の尊厳性”の本質を学び合い、「人を生かす」という同友会理念の根底を支えるものの意味を考え直します。

 

 

第13分科会 責任者 杉浦 一幸(刈谷地区)

           岩田 公貴(尾張西青同)

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