第2回・地区活動2(地区や各組織の変遷)
愛知同友会の特長として、時代変化に適応して、組織の形を柔軟に変化をさせてきたことがあげられます。
創立(1962年)の翌年に4つの地区がつくられ、活動の核になる組織が細分化されました。その後、70年代前後には名古屋の区単位に次々と地区を分割していき、80年代以降は4ブロック・1支部体制を築きます。
ブロック・支部名称を支部に統一したのが92年、99年には3支部体制、09年には9支部体制へと姿を変えていきました。現在(※2012年度4月)は10支部・53地区という体制です。
支部・地区だけでなく、委員会などについても改廃・新設が頻繁に行われました。
現在の愛知同友会では支部・地区と理事会以外に、専門部・委員会・部会・研究会・グループ会が存在しますが、この方式がほぼ確立するのは83年頃です。
この時期は創立20周年を迎え、「新生同友会」が提案された時でした。それまでにも毎年のように委員会等の組織は見直されてきましたし、その後も見直しが続いているのです。
組織は一旦形成されると硬直的になりやすいものですが、愛知同友会では時代適応的に変化してきました。これは組織の活性化のためですが、たとえ会員のなかに組織再編に対して異議があるとしても、再編が必要とあれば、実行するという強い意志を
持っていたのです。
同友会は企業家の組織ですから、企業の組織と同様に時代の変化や環境に適応した形に進化をし続けています。
(2012年4月10日発行)